2月6日にめでたくDebian 6.0、コードネームsqueezeがリリースされましたね。
特に大きな不具合の話も聞かないので、VPSじゃない方のサーバのアップグレードをしちゃいましょう。
VPSな方はdtiのserverman@vpsでDebianを運用しているんですが、dtiのvpsは完全仮想化じゃないから
ちょっと気持ち悪いので、しばらくはlennyのまま放っておく事にします。
ということで、早速アップデートを始めますが、まずはリリースノートにしっかりと目を通しておきます。
http://www.debian.org/releases/squeeze/releasenotes
4章、5章あたりがアップグレードをするのにとても重要ですね。
このサーバでは新しめのKVMを使いたかったので、backportsからKVMをインストールしていました。
KVMとかvirt-managerに依存しているパッケージだけなので、ここが壊れてもインストールし直せばいいだけなので
安心ですね。
ということで4章を読みながらアップグレード!
まずはソースリストを編集します。
コードネームで指定しているので、lennyな所をsqueezeに書き換えます。
あと、これまでnon-freeなパッケージは使っていないのでaptラインにも含めていなかったのですが、squeezeからは
ファームウェアがnon-freeに入るようになるらしいので、aptラインにnon-freeも追加しておきます。
最終的な/etc/apt/sources.listはこんな感じになりました。
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze main contrib non-free
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze-updates main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze-updates main contrib non-free
deb http://security.debian.org/ squeeze/updates main contrib non-free
deb-src http://security.debian.org/ squeeze/updates main contrib non-free
で、1発目のアップグレード。
4.4.5の記載に則って、カーネルとudevを手動でアップグレードします。
# apt-get install udev
あとはdist-upgradeで畳み掛けます!
dist-upgradeも特に問題なく完了しましたが、
って怒られちゃいました。このスクリプトは、サーバのシャットダウン時に起動中のKVM仮想マシンをサスペンドさせる
ために作ったやつで、LSBタグがないよっていわれています。
リリースノートにも書かれているようにsqueezeではinsservによる依存関係ベースの起動シーケンスに変更されているとのことなので対応しておく。
ひとまずLSBタグに以下を設定。
# Provides: libvirtd-suspendonreboot
# Required-Start: libvirtd
# Required-Stop: $remote_fs $syslog libvirtd
# Should-Start: hal avahi
# Default-Start: 2 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 6
# Short-Description: libvirt suspend on reboot
### END INIT INFO
依存関係はかなり適当にしているから、これで大丈夫かは・・・。
依存関係ベースの起動に移行させる為に
を実行します。
とりあえず怒られないようになりました。
ここで緊張の再起動。
grub1からチェインロードでgrub2が起動して、無事squeezeが起動しました。
grub2から起動できることが確認できたので、とっととgrub2に移行しちゃいます。
で、またまた再起動!
grub2からちゃんと起動することができました。
これでひとまずsqueezeへのアップグレードは大丈夫かな。
コメントを残す